ブログ版

Feb 18, 2006

この記事は「2006年02月18日」に公開された内容です。 記事で紹介している現地の状況やサービスなどは変更になっている場合があります。

Holualoa

前回に続いて、ホルアロアの写真。町を通っているママラホア・ハイウェイです。ハワイ島をドライブすれば、何度も目にする名前だと思います。

ISLAND TOWNSでは道路もカテゴリーに分けてますが、個人的にルート66とか旧道が好きなので、ハワイ島でも旧道の Old Mamalahoa Hwy とか気になってしまうんです。

ママラホア・ハイウェイはほぼハワイ島を一周している幹線道路。北回りだとコナからワイメア、ヒロへと続くハイウェイ19とハイウェイ190、南回りだとコナからボルケーノまでのハイウェイ11を指すことが多いです。ボルケーノとヒロまでの間のハイウェイ11はボルケーノ・ハイウェイと表記されていることもあります。なんだかややこしいですね。

それで、このママラホア・ハイウェイに共通している別の名前があります。それがハワイ・ベルト・ロード。これは、一周まるごとです。北半分のコナ〜ヒロはハイウェイ19と190、南半分はハイウェイ11、どれもハワイ・ベルト・ロードと呼ばれています。ですので、ママラホア・ハイウェイとハワイ・ベルト・ロードはほとんど同じ道だと考えても大丈夫。

ハワイ・ベルト・ロードについては、途中で2つのルートがあります。コナ〜ワイメアの間は今回の写真のホルアロアを通っている山側のルート(Mamalahoa Hwy 190)、もうひとつはカイルアコナの中心地やコナ国際空港、ワイコロア・リゾート、マウナケア&マウナラニ・リゾートを通っている海岸線のルート(Queen Kaahumanu Highway 19)です。元々、山側のルートが19だったそうで、1975年に海岸線のルートが完成し、山側を19から190にしたそうです。さらに、かつては島の南半分のルートをカウ・ベルト・ロードとしていたそうです。

つまり、いろんな名前があったのを、ハワイ・ベルト・ロードに統一していこうという感じになったみたいです。現地の住所を見てみると、Mamalahoa Hwy という表記になっていますが、これもそのうち Hawaii Belt Rd. に変わるのかもしれません。

ついでに名前を調べてみました。Mamalahoa は mamala と hoa に分かれていますが、最後の hoa(friendship)はもともと hoe(paddle)だったそうです。つまり Mamalahoe だったんです。そして、この Mamalahoe は "The Law of the Splintered Paddle (Mamala Hoe Kanawai)" というカメハメハ1世(大王)が制定した法律からとったものだと言われています。mamala は splinter の意。

この "TThe Law of the Splintered Paddle" というのは、全ての人々が自由に移動(または旅行)できることを保証するものだそうです。これはある出来事がきっかけとなって、作られたものだそうで、いくつか説があるようです。

その一つは、カメハメハ一行がビッグアイランドへ船で向かっていたときの話。木製のパドルをこいで、海を渡っていた時代です。島へ近づいたとき、島の漁師たちと出くわしたのです。彼らのほとんどは逃げたのですが、2人の漁師は取り残されてしまった。もしくは、他の村人や漁師を逃がすために時間を稼いでいた。カメハメハはその2人に攻撃しようとします。しかし、溶岩の隙間もしくは穴に足をとられてしまい、動けなくなった。そこで、2人の漁師はカメハメハの頭をパドルで叩き付けます。頭から血が出るほど、思いっきり。カメハメハの仲間(部下?)が助けに近寄ってきたので、2人の漁師は逃げていきました。ここまでは、どの説もほぼ同じなようです。

その後の展開は、いろいろと説があるようです。カメハメハがパドルで頭を殴られた後、漁師はすぐに捕まったという説。他には、何年か後に捕まったという説。どちらにせよ、最後はほぼ同じような展開になっています。

漁師はカメハメハの前に連れ出されます。誰もが、その2人は極刑になると考えていました。そのとき、カメハメハはハワイの頂点に立つ、王様だったからです。王の頭を殴って、流血させている。だから、みんな死刑だと思っていました。しかし、そんな予想に反してサプライズがあった。カメハメハは2人には罪を課さなかったのです。それどころか、土地を与えるなど、優遇したそうです。

なぜカメハメハはそう考えたのか。どうもカメハメハは漁師たちを敵だと思っていたらしく、一般人とは考えていなかった。つまり敵と間違えたのです。その反省から、もしくは自分も攻撃されたという経緯から、全ての人が安全に旅行できるようにしたかった。一般人はターゲットになるべきではない。そういう考えを持ったようです。

道路にママラホアという名前を付けたのは、安全に利用することができる、そんな意味を込めたのかもしれません。

今回、紹介したカメハメハの出来事は、一般に伝えられている説に基づくものです。どれが、正解かということは、今になっては誰も分からないのです。本によっては、違う説が語られていることもあるでしょう。あくまでも、一つの説ということをご理解ください。


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